子猫チビ太とイラストの成長ブログ♪

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近江の傀偎女 、金子

本日の「北斎漫画」から




歌舞伎舞踊長唄「近江のお兼」の絵のようだ。
琵琶湖のほとりに住む、力持ちの傀偎女(くぐつ)のお兼さん。
(くぐつは歌と売春を主業とし、芸能者、遊女のこと)

誰も手に負えない暴れ馬を、軽々と高足駄で綱を踏んで御しています。
琵琶湖を眺めて体をくねらせ手をかざすしぐさは色っぽいですが、二の腕が太く強そうです。

とても爽快、ユーモアのある絵ですね。




《今日の標語》
難業を軽々こなす爽快さ









上は北斎漫画で、鎌倉時代から伝わる「近江の国の怪力の女性…お兼」を描いたものです。(絵の右上に…近江國貝津ノ里 傀偎女 金子カ力量とある。)裾長で、帯は前結び、袖は薙刀袖。
 歌舞伎舞踊長唄「近江のお兼」で…「…色香白歯の團十郎娘…」と謡われるところから、別名「團十郎娘」とも言われる強い女の踊りです。

 踊りの内容
 場所は、近江八景堅田付近…お兼が出てきて、高下駄で手綱を踏んで暴れ馬を止めます。そのあと、暴れ者の琵琶湖の漁師を相手に大立ち回り。クドキから盆踊りへすすみ、最後に晒しの布を両手で振って幕となります。
 左は私共で着付けた「近江のお兼」です。晒しを振る時は高下駄を履きます。


「近江のお兼」または「晒女」。あらすじはもうお調べだと思います。昔近江の国の琵琶湖のほとりにある村にお兼という若い娘がいて、この娘が大層な力持ち。誰もとめられなくて困っていた暴れ馬を、高足駄(たかあしだ、高下駄のこと)でちょい、と踏んでとめてしまったという伝説に基づく踊りです。こういう日本の古典音楽の詞章、和歌や俳句には、「掛詞」による言葉遊びがよく見られます。この唄は掛詞だらけ。だじゃれみたいですが、わかるようになるともっと面白いですね。

これを全部現代語に訳してしまうと面白さは多分わからなくなってしまう。この唄には、掛詞が沢山使われていて、掛詞であることがわかんないと意味ないです。ギャグを解説するようなものなんです。有名な物語にかけて唄ってるところもありますね。例えすべての言葉の意味がわからなくても、お友達の踊りをみて、お兼ちゃんの勇ましさや、可愛らしい娘心が伝わればよいんではと思いますよ。

詞章(歌詞)は彼女の怪力ぶりを物語るエピソードと、大変な力持ちの一面、やはり純朴で可愛らしい娘さんであること、いくら力持ちだといっても力自慢の若い男が彼女相手に手荒なまねをしたりはしないよ、なあんてことを洒落っ気・茶目っ気たっぷりに唄っております。歌詞そのまんまです。町人主体の娯楽ですし、難しいこと唄ってるわけじゃなく内容はしごく単純。近江八景を題材にした踊りなので、あちこちに近江の国の地名が掛詞(かけことば)としてはいっています (「関の清水」とか「堅田」「信楽」「筑摩」など)。地名のほかにも和歌や俳句などに使われる歌枕も。また、有名なお話を元にして唄っている部分もある(「誓紙の上も鵲(かささぎ)の 橋占(はしうら)に立つ笛竹も~」のところとか。有名な「かささぎの橋」の逸話にもとづく)。すべて説明するとものすごーく長くなってしまうから自分で調べてください。

こちらのサイトに、近江の国の歌枕が一覧になっております。地名らしきものがあったらこちらで調べてみてね、このサイトで地名を調べて声に出して読めば、大半はわかるようになると思いますよ。