本日の「北斎漫画」から
ピーヒョロ〜ピーヒョロロ〜🦅
安房国(あわのくに)、鋸山(ノコギリヤマ)にやって来ました。
鋸山は、千葉県の房総半島の南部、東京湾をはさみ富士山も見える景勝地です。
広重も描いています。
版画「不二三十六景 安房鋸山」(文化遺産オンラインより)
広重の絵はそれほどギザギザしていません…
ギザギザしているのは、良質な石材として建築資材として削られたからなんですね。
北斎の絵は、岩肌に観音様のような彫刻がされています。
幕末以降以降さらに削られ、東京湾や横浜港、靖国神社の建設に使われたそうです。
ギザギザの印は、まさに文明開化の礎の跡なんですね。
《今日の一句》
ノコギリの 欠歯に思う 開化の勢