本日の「北斎漫画」から
パタパタパタ〜🦅
武州(武蔵国)には現在の東京の国の中枢が集まった有名な霞ケ関と、埼玉県川越市の霞ヶ関があります。
真ん中の字が大きな「ケ」と小さな「ヶ」と書く表記が違うのですね。
この絵はたしてどちらの霞が関の絵でしょうか…
江戸時代も東京の霞ケ関付近は、大名屋敷が建ち並んでいたそうです。
さらに、西から東にむかって土地の高低差が20メートルほどの緩やかな下りの傾斜があります。
一方、川越市の霞ヶ関は、小江戸と呼ばれ江戸時代も賑わいがあった場所ですが、
標高差がそれほどない平坦な地形です。
この絵をみると、左から右に向かって傾斜し、屋敷が建ち並んでいます。
ということで、東京の霞ケ関を描いたのではなかろうかと推測します。
《今日の一句》
屋敷路を 東へ下る 霞ケ関