本日の「北斎漫画」から
上は目黒の不動尊の独鈷の滝、あたりでしょうか。
独鈷の滝は、慈覚大師が独鈷杵を投げた崖から二筋の水が滝になってできた伝説があります。
今では水流が少なくなって風景も変わっています。
下の絵は港区の愛宕神社に至る道の愛宕山の風景でしょうか?
愛宕神社は全国各地にあり、京都の愛宕神社が総本社です。
防火、防災の神様を祀る神社。
江戸の大火災で全焼したそうですが、明治期に再建しました。
神様だのみだけではいけないですね。
どうやらこのシリーズは、北斎漫画の描かれた前後に編集出版された
「江戸名所図会」にも描かれていた風景のようです。
写真が無かった当時の観光ガイドで有名な本だったようで北斎も参考にしたのかしら。
北斎漫画の少し後の、歌川広重の「名所江戸百景」などにも似たような風景が描かれてきます。
《今日の標語》
神様だのみも心して