本日の「北斎漫画」から
パタパタパタ〜🦅
やって来たのは、勢列 山田の原…と読むのでしょうか。
三重県伊勢市に山田原(やまだのはら)という場所があるので、この辺りを描いたと推測します。
大胆な筆づかいが、ゴッホの糸杉みたいですね。
一羽のカラスが不安気にも見えます。
こちらが北斎の絵
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山田原には伊勢神宮の外宮、豊受大神宮(とようけだいじんぐう)があります。
この外宮は天照大神のお食事を司るために1500年程前に造営されたそうです。
天照大神は天皇家の始祖神さまなので、伊勢神宮を今上天皇の最後の訪問地とされていました。
西洋絵画にも情熱的な影響を与えた北斎の絵と、日本の長い歴史を見下ろすカラスが印象的な絵だと思いました。
《今日の一句》
燃えわたる 歴史の糸杉 見下ろすカラス