本日の「北斎漫画」から
やって来たのは、伊豆のイロオです。
調べてみると現在の静岡県島田市に色尾という地名があります。
色尾は大井川ぞいで海岸より少し内陸なので、描かれているのは海でなくて大井川なのでしょうか。
手前の岩山の上にお寺?向こうに鳥居が見えますね。
北斎は後に富嶽三十六景で、色尾の近くの金谷の風景も描いています。
東海道金谷ノ不二(とうかいどうかなやのふじ)ウィキペディアより
江戸時代、この辺りは東海道宿場町として賑わっていたようです。大きな橋のない川を
大勢の川越人足が荷物を担いで渡っています。
絵から活気を感じますね。
大井川を渡るのは東海道でも難所だったらしく、付近に無事を祈る鳥居などがたくさん建てられたのでしょうか…
《今日の一句》
川越えを 色尾で祈る 東海道