さて、市川崑監督が敬愛するコクトーの映画を5本みたので市川作品をまた観てみようと思います。
1976年
テレビの2時間サスペンスドラマ風なので、スリリングな展開が見やすくて面白いです。
映像が70年代の独特なレトロな色調とサウンド。
笠置シズ子のブギウギの歌や、ビルマの兵役帰りの人物が出てきて、前の市川崑作品がオーバーラップしました。
庵野秀明監督がこの作品が好きで、エヴァの明朝体のクレジットを真似しているのだとか。
カットが早くて、インパクトある映像が後のアニメにも影響を与えているようです。
すごく奇妙で面白かったのですが、名作?といわれているのがイマイチ分からず、こちらの解説を視聴。
【犬神家の一族】全シーン全カットがカッコいい! 映画のここを見てくれ!(独自解説) - YouTube
映画ファンには痺れるポイントがいっぱいあるのですね。
映画は、能動的に面白さを探すことが楽しみでもあります。
市川作品は、いろんな変わった工夫があるので、探偵のように推理しながら観てみようと思います。